窓辺を飾り・彩り・生活を守ってくれるカーテン。
部屋の中でも大きな面積と役割を占めるカーテンだからこそ失敗はしたくないものですね。
カーテンの基本的なことをまとめましたのでご参考にして下さい。
Ⅰ.カーテンレールの種類
カーテンの採寸をするに当たってまずはカーテンレールのことから。
基本的にカーテンレールは、大きく機能レールと装飾レールがあります。
◆機能(一般)レール
◆装飾レール
Ⅱ.フックの種類
カーテンレールにカーテンを取り付けるためにフックを用います。
従来は金属品でしたが、現在ではプラスチック製のアジャスタータイプのものが主流になってきています。
レールにカーテンを1つだけ取り付ける場合(シングル)と2つ取り付ける場合(ダブル)があります。
そしてそれぞれにカーテンを取りつける為のフックがあり、つけ方によりフックの形状が異なります。
カーテンレールがついていれば、カーテンの採寸はそう難しくありません。ポイントは『カン下寸法』という言葉です。
『カン下寸法』とは?
→カーテンレールのランナーの穴の下端から、縫製予定部分までの高さをいいます。巾もここを基準に採寸します。
※カーテンメーカーの見本帳や、お仕立て上り価格表はカン下寸法で表示してあります。
では、実際に採寸をしていきましょう。
まずは、カーテンの幅(巾)からです。
巾は5%程度余裕を持って計算します。
仕上がり巾=W × 1.05(5%分) で求めます。
ギリギリでは閉めた時に引っ張られて隙間ができるかもしれないからです。
例) 採寸巾(X)が2000mmの時、注文寸法は2010mmにします。
次にカーテンの長さ(丈)です。
丈は、掃き出し窓(床まである出入りできる窓)か腰窓かによって変わってきます。
■「掃き出し窓」のカン下寸法=カン下から床までの長さ(A) − 1~2cm
※ドレープカーテン:−1cm程度
※レースカーテン:−2cm程度
(例)採寸高さ(A)が2000mmの時、注文寸法はドレープカーテン=1990mm、レースカーテン=1980mmにします。
■「腰窓」のカン下寸法=カン下から窓枠までの長さ(B) + 15~20cm
※レースカーテンはドレープカーテンより1cm程度短くします。
(例)採寸高さ(B)が1300mmの時、
注文寸法はドレープカーテン=1450mm〜1500mm、=1440mm〜1490mmにします。
※窓の前にサイドボードなどの家具を置く場合、家具にカーテンがかからないように家具の高さを考慮して計算して下さい。
一般的な窓は、両開き(2枚)、小さい窓や間仕切りなどにご使用の場合は片開き(1枚)にします。オーダーカーテンの場合、片開き(1枚)でも両開き(2枚)でも価格は変わりませんので、窓の大きさやスタイルに合わせて選択して下さい。
1.5倍ヒダは、仕上がり寸法に対して1.5倍の生地を使用することで、吊り元で2つの山を作ることで厚みが薄くスッキリと軽い雰囲気が作れます。
2倍ヒダは、仕上がり寸法に対して2倍の生地を使用することで、吊り元で3つの山を作ることで、ドレープのラインが深く高級感がでて、重厚感のある雰囲気が作れます。
Ⅳで採寸して算出した寸法(カン下寸法)にてそのまま発注して下さい。その上で、「Aフック」か「Bフック」かを指定します。
※Aフックの時はカン下寸法に+1cm程度、Bフックの時はカン下寸法に+4cm程度を加算した寸法で仕上がってきます。
また、Ⅴの「両開き」か「片開き」、Ⅵの「1.5倍ヒダ」か「2倍ヒダ」かを決めて完了です!
◆カーテンの御見積り・採寸・ご相談はお問い合せ下さい。
わからないことご不安なことがございましたらお気軽にお問合せ下さい。
※愛知県・岐阜市であれば、無料で出張採寸致します。